歯の表面のエナメル質に小さな穴ができた状態です。痛みがほとんどない事が多いです。
治療
- 虫歯部分を削る
- レジン(白い詰め物)で修復
- 1回の通院で完了することが多い
一言で言うと、「酸で歯が溶ける病気」です。
口の中には120種から350種以上の細菌が住んでいます。そのほとんどは無害で、口内の健康を保つために必要な菌ですが(ウィルスの侵入を防ぐ等)、一部には有害なものもあります。その代表例が「ミュータンス菌」です。
この虫歯の原因菌は糖分をエサにする過程で酸を作り、その酸が歯を溶かしてしまうのです。
通常は脱灰を起こしても、唾液の働きで口内が中和され、溶け出したミネラルが歯に戻る「再石灰化」が起こります。
しかし、糖分摂取の頻度が高かったり、歯磨きが不十分だと、脱灰が再石灰化を上回ってしまいます。
したがって虫歯は、虫歯菌・糖分・時間の3つの要素が揃うことで発生する病気なのです。
虫歯になりやすい方は、歯ブラシのタイミングやし忘れを注意したり、フッ素入りの歯磨き粉や洗口剤の使用、またはキシリトールガムを噛んで唾液の分泌を促進させたり、砂糖の摂取自体を控えたり口腔内に停留させないことで、再石灰化を促進させ、バランスを取り戻すことが推奨されます。
歯の最表面であるエナメル質の初期虫歯(ホワイトスポット)や、穴の開いていない歯の中の象牙質の虫歯までは、進行が止まったり、治ったりすることが分かっています。
そのため、このような初期病変には、まず再石灰化を促す治療を行い、経過を見守ります。
病変が大きくなったかどうかを後で確認できるよう、最初の状態を口腔内写真やレントゲン写真などで、客観的に記録しておくことが大切です。
一方で、虫歯の進行を止められない場合や、噛む機能や見た目の改善が必要な場合は歯を削る処置が必要と判断されます。削る際には、できる限り健康な歯質を残すことを心がけ、削るのは壊れやすくなったエナメル質と感染した象牙質だけにとどめるべきと考えています。
しかし現在のところ、虫歯を削る範囲について明確な客観的基準は存在せず、多くの歯科医師が自身の経験や手の感触といった主観的な判断に基づいて虫歯の除去を行っているのが実情です。
(日本歯科保存学会『う蝕治療ガイドライン』参照)
歯の表面のエナメル質に小さな穴ができた状態です。痛みがほとんどない事が多いです。
エナメル質の下の象牙質まで進行した状態です。冷たいものや甘いものがしみる事が多いです。
虫歯が神経(歯髄)まで到達した状態です。激しい痛みがある事が多いです。
歯の頭の部分がほとんど溶けて根だけが残った状態です。神経が死んでいるため逆に痛みがないこともあります。その代わり骨にまで細菌感染し、腫れたりする事が多いです。
※虫歯は早期発見・早期治療が重要です。C1やC2の段階で治療すれば、歯を大きく削らずに済み、治療回数も少なくて済みます。
気になる症状がある方は、ぜひ当院で検査を受けていただけたらと思います。ご来院をお待ちしております。